いよいよその日が来た。
リハの時に、数人の仲間にディレクトすることを伝える。
「Emi、あなたならできるわ。大丈夫!!」
みんな大興奮。
「うん・・・でも、ナーバス。あたしチビるかも。」
大うけする仲間たち。笑い事じゃないよぉ。

リハの後、気分転換に外に出てみた。
いかにもアメリカ!って感じの中華を食べ、
コンビニでお買い物して戻ってきたら、あっという間に集合時間。

直前のリハでも、私は指揮をすることはなかった。
「Leonard, あたしどこに立ったらいいかもわからないよ・・・」
「大丈夫、エスコートするから!!」

ステージに上がり、席についた。
緊張し過ぎなのか、変な眠気が襲ってくる。
しばらく始まらないだろうと思っていたのに、
突然その曲のタイトルが呼ばれた。
慌てて下に降りて行くと、Leonardが笑顔でエスコートしてくれた。

私がディレクトすることを知らなかったミュージシャンたちも
笑顔で見守ってくれている。
数百人のクワイアーメンバーのうち、
私がここに立つことを知っていたのはわずか数人。
彼女たちは祈ってくれているはずだ。

いよいよ曲が始まる。始まってしまえばあとは大丈夫。
神様、私に必要な力をすべて与えてください・・・

力の限り、私は自分の思いをぶつけることができた。
そして、曲は終わった。
すばらしい曲に対して、観客の歓声があがる。
私はDavidにエスコートされ、指揮台から降り、
自分の歌う場所へと戻っていった。
すると、今度は私を迎える仲間の大歓声!
本当にうれしかった。

あとでこっそり録音していたMDを聴いた。
曲が始まる直前、
いつも隣で歌っている仲良しのBeaの声が聞こえた。
「彼女に祝福がありますように・・・」
私はとても幸せだった。





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最後の日

あ、あたしが!?

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